リースバックとリバースモーゲージ 東京都任意売却支援協会
2021/10/25
リースバックとは最近耳にする言葉だがいったいどういうものだろうか。ズバリ持ち家を売ってそのまま売った家に住みに続けることができることである。リースバックを利用するする人の大半は住宅ローンの早期返済で、次いで生活費、相続対策、老後資金の確保と続く。住宅ローンの早期返済という理由が圧倒的に多いのは、それだけ住宅にかかる費用負担を少しでも軽くしたいというニーズからだろう。住宅ローンを返済する月々の金額よりも家賃にして払うほうが低く抑えられれば、リースバックを選ぶ積極的な動機になる。リースバックに似た仕組みに「リバースモーゲージ」がある。これは自宅を担保にして金融機関から老後資金を借り入れるシステムで。戸建ての持ち家に住む人が対象になる。リースバックとの最も大きな違いは、 自宅の売却ではなく、所有権はそのままで自宅を担保として資金を借り入れることだ。そのため リースバックとは違って、同じ家に住み続けても家賃を支払う必要はなく、月々の支出を低く抑えることができる。ただし、融資された資金は事業資金や投資資金として利用することはできず、その他の利用にも制限が加えられる場合もある。リースバックが比較的自由に家を売ったお金を様々なことに利用できるのに対し、リバースモーゲージはあくまで老後の生活資金のための仕組みであることもおおきなちがいである。リバースモーゲージは資金融資を受けた人が亡くなった時点で、担保となっていた自宅は売却され融資金額が回収されるという流れが主になる。実際には残された配偶者に契約が引き継がれることが多く、すぐに家を売却されるようなことはない。どちらを選ぶかは利用する人によるところである。