マンション管理について①

国内のマンション数は約657万3000戸(2020年末時点)に及びます。そのなかには老朽化したマンションも多く大規模修繕のための積み立てや理事会の運営等を含め維持管理の難しさが問題視されてきた。そもそもマンションは詩的財産であることからこれまでは管理組合による自主管理が行われてきたが近年は管理の適正化が求められるようになってきた。こうした事態を受けて地方公共団体がマンションの管理に介入できるよう2020年６月に「マンションの管理の適正化の推進に関する法律及びマンションの建て替え等の円滑化に関する法律の一部を改正する法律」が成立・公布された。もともとこの法律はマンションの資産価値を守り快適な住環境を確保することを目的としてマンション管理士の資格やマンション管理業者の登録制度を設けるなどマンション管理の適正化を推進する措置を施してきた経緯があります。今回新制度によってどのように変わったのかを次回お話ししたいと思います。