不動産の囲い込みとは 川崎市中原区 リースバック
2022/03/03
不動産の囲い込みとはズバリ不動産会社が一社で販売を独占することです。一般的に不動産を売却するときには不動産会社と媒介契約を結びます。媒介契約には一般媒介契約と専任媒介契約と専属専任媒介契約があります。専任媒介契約と専属専任媒介契約は不動産流通機構という不動産会社専属のレインズに登録する決まりになっています。専任媒介契約と専属専任媒介契約は一社のみしか登録できないのですが一般媒介契約は複数の会社が登録することが出来ます。ですから不動産会社はなるべく一社しか登録できない専任媒介契約や専属専任媒介契約で売主様と契約しようとします。ここで問題となるのが2つあります。レインズに登録しなければいけないはずの物件を登録しないで自社のホームページやポータルサイトのみで物件を掲載してお客様の集客をしています。本来ならレインズに登録していれば全国の不動産業者がレインズを閲覧することが出来るので条件に合ったお客様をどこの不動産会社でも紹介ができるのでより売却しやすくなります。もう一つはレインズには登録するのですがほかの不動産会社からの紹介を巧妙な手口で断ることです。例えば物件の確認を専任媒介契約している不動産会社に問い合わせるとすでに申し込みが入っているといって断られたりします。実際に申し込みが入っているのか入っていないのかは定かではありません。よくお客様のためにと言っている大手の不動産会社もよくこの手を使います。それはなぜかというと仲介手数料を売り手と買い手からもらいたいためです。売り手の手数料は媒介契約を結んでいるので確実に入ってきます。買い手の手数料は他社が紹介して決めた場合には他社がもらいます。買い手の手数料ももらえるように他社には紹介しないという囲い込みが問題になっています。売り手にとっては高く早く売れてくれるのが望ましいことなのに自社の利益を優先している会社がいることも事実です。このような会社に依頼したお客様はたまったものではありません。会社選びも大手だからと安心せず、信頼できる不動産会社を選びたいものです。